ユニークなグループ展に誘っていただきました☆
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NEW INTIMACIES -WILD WILD WEST-
2022.9.11〜2022.9.25
Gallery PARC(京都)
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普段、アートの世界では、作家性という「個人」を軸とした、美術館での個展、モノグラフ、批評もしくは論考が展開されている。
そこではアーティストと他者との関係性は、脚注に留まる。では、スタジオをシェアしている仲間の作品の無意識な相互影響、食事の時に会話したあるアイディア、一緒に訪れた特別な場所での共通の体験などは、いったいどう作品に記録されているのだろう。
この展覧会は、アーティスト、またはアートに深く関わるカップルを招待する。彼ら、彼女らは、必ずしも常にコラボーレーションをする間柄ではない。そこでは批判もあるだろうし、妥協もあるかもしれない。棲み分けのようなものもあるかも知れない。ある時、その関係は何かしら終わりを迎える可能性もなくはない。
でもそこにある「親密さ」とは何か?
現代の社会では、テクノロジーの進化や、インターネット、スマホの普及により、どこで今、何が起こっていて、何が話されているのか、私達はほとんど瞬時に知る事が出来るし、遠くの知人の極めてパーソナルな出来事をあたかも身近な事のように共有できる。人と人との関係は世界規模に拡大したけれど、やはりそこでは「親密さ」が通貨となっている。
感情の衝突や、日常性を通して育まれた「親密さ」、テクノロジカル・コミュニケーションを介した「親密さ」、相手の作品を理解しようと、通常の鑑賞者以上の努力や好奇心の果ての「親密さ」。このような「親密さ」を通過してアートという価値を共有している(かに思える)自らのパートナーにこの展覧会は焦点をあてる。
そしてここでは、出来るならば、カップルとして共同の作業の中で作品を制作していただきたい。カップルは、小さな単位ではあるが、そこには、複雑な関係性が時間軸と感情の軸の中に存在している。その作品は、現代の超高度情報社会において、新たな「親密さ」として通常化するだろう。
文字通り「親密すぎる」関係であるカップルが、展覧会を通じて新鮮な価値を提示し、パブリックな場で交差させることで、ひとつの可能性を開くことができるのではないだろうか。「愛」と呼んだら大げさだが、私達は「New Intimacies/ニュー・インティマシー」を通じてそれを探求する。
年明け早々の設営作業も無事に終了し、1月7日から個展がスタートしました!
カフェ空間ということで、絵が普段のアトリエともホワイトキューブとも違う在り方をしていて
展示作業も楽しくできました。
店内は緑が多くシゲシゲしています。シゲシゲ越しに絵を見たり見上げたり横からみたりお茶しながらのんびり時間を過ごしてもらえたら嬉しいです。
昨年作った「恥の絵」の記録集も置かせてもらっています。
是非ご覧ください!
2022年もよろしくお願いいたします。
良い一年になりますように!
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厚地朋子 個展「浮いてる家」
■ 2022年1月7日(金)〜 4月24日(日)
■カモガワ アーツ&キッチン
京都市下京区七条木屋町下る大宮町463-4
11:00-20:00
■火曜定休
■1ドリンクオーダーをお願いします
はるひ絵画トリエンナーレを見てきました。
思っていた以上に美術館は小さく、でも展示されている絵は色々あって楽しく、お天気も良く心地よい時間を過ごせました。
会期は6月20日までです。
第10回はるひ絵画トリエンナーレに応募して入選しました。
4月25日から6月20日まで清須市はるひ美術館にて作品が展示されます。
嬉しいです。
2020年4月の個展「恥の絵」@TEZUKAYAMA GARELLY の記録集が完成しました。この展示は緊急事態宣言によって会期半ばで終了となってしまったものです。この記録集が完成したことで、しばらく考えていた絵の恥ずかしさについては一旦封印することができそうです。
デザインは画塾からの友人である野田菜奈美さんにお願いしました。
彼女はとってもアイデアマンで、幾たびのピンチも彼女の閃きで乗り切ることができました。私にはないものを沢山持っている本当に面白い人です。作品の撮影はいつも時間をかけて丁寧に撮ってくれる高野友実さんにお願いしました。作品画像の印刷は高野さんにもお勧めしてもらったサンエムカラーでこだわりの印刷です。収録されているテキストは、絵の恥ずかしについて話したいというぼやぼやしたお願いを快く引き受けてくれた鬣恒太郎くんとのやりとりと、福岡県立美術館の学芸員 岡部るいさんの寄稿。鬣くんとのやりとりは何回読んでも鬣くんの適切な言葉の選択や絵に対する愛情を感じて、ありがたい言葉もらったなという気持ちでいっぱいになります。岡部さんにはわざわざ福岡からアトリエまで来てもらって、これまた絵は恥ずかしいという、自分でもよくまとまっていない問いを聞いてもらい、励ましてもらい、背中を押してもらいました。岡部さんの寄稿を読んで、別の自分を知ったような感覚にもなりました。私という存在が何人もいる、確かに制作するということは透明人間になったような気がするものです。
もし記録集に興味を持ってくださる方がいましたら、ご連絡いただければ郵送させていただきます。
個展「恥の絵」記録集 | ¥1,000
発行日:2021年3月
エディション:150
撮影:高野友実
寄稿:岡部るい、鬣恒太郎
デザイン:野田菜奈美
印刷:株式会社 サンエムカラー、株式会社 羽車
協力:TEZUKAYAMA GALLERY
助成:京都市文化芸術緊急奨励金
*本事業は「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う京都市文化芸術活動緊急奨励金」の採択事業です
前回の個展「恥の絵」(2020年4月)の記録集がようやく完成しました。せっかくなので完成に合わせて3日間だけの個展を開催します。
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個展「レギンスで闊歩する」
■ 2020年4月2日、3日、4日 11:00-18:00
■ kumagusuku SAS 京都市上京区椹木町通日暮東入る中書町685-2
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