【記録集が完成しました】

【記録集が完成しました】

P_NEWS 2021

2020年4月の個展「恥の絵」@TEZUKAYAMA GARELLY の記録集が完成しました。この展示は緊急事態宣言によって会期半ばで終了となってしまったものです。この記録集が完成したことで、しばらく考えていた絵の恥ずかしさについては一旦封印することができそうです。
デザインは画塾からの友人である野田菜奈美さんにお願いしました。
彼女はとってもアイデアマンで、幾たびのピンチも彼女の閃きで乗り切ることができました。私にはないものを沢山持っている本当に面白い人です。作品の撮影はいつも時間をかけて丁寧に撮ってくれる高野友実さんにお願いしました。作品画像の印刷は高野さんにもお勧めしてもらったサンエムカラーでこだわりの印刷です。収録されているテキストは、絵の恥ずかしについて話したいというぼやぼやしたお願いを快く引き受けてくれた鬣恒太郎くんとのやりとりと、福岡県立美術館の学芸員 岡部るいさんの寄稿。鬣くんとのやりとりは何回読んでも鬣くんの適切な言葉の選択や絵に対する愛情を感じて、ありがたい言葉もらったなという気持ちでいっぱいになります。岡部さんにはわざわざ福岡からアトリエまで来てもらって、これまた絵は恥ずかしいという、自分でもよくまとまっていない問いを聞いてもらい、励ましてもらい、背中を押してもらいました。岡部さんの寄稿を読んで、別の自分を知ったような感覚にもなりました。私という存在が何人もいる、確かに制作するということは透明人間になったような気がするものです。
もし記録集に興味を持ってくださる方がいましたら、ご連絡いただければ郵送させていただきます。

個展「恥の絵」記録集 | ¥1,000
発行日:2021年3月
エディション:150
撮影:高野友実
寄稿:岡部るい、鬣恒太郎
デザイン:野田菜奈美
印刷:株式会社 サンエムカラー、株式会社 羽車
協力:TEZUKAYAMA GALLERY
助成:京都市文化芸術緊急奨励金
*本事業は「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う京都市文化芸術活動緊急奨励金」の採択事業です

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